11.27.2014

生命

生命の価値、生きる意味.
人はとかく、自らを特別なものと捉え、その存在に意味を見出そうとしがちだ. けれど、そんなことに大した意味はないのだろう.
宇宙の歴史において、たまたま生まれ、まだほんの一瞬ほどしか存在しておらず、この星の大気の外にさえ自由に出ることが出来ずにいるのが我々人類だ. この世界からすれば、存在しないに等しいし、数多存在する生命体のうちの一つに過ぎない.

それゆえ、僕は自らの物質的な命にはあまりこだわりがないし、未練もない.
けれど、もし肉体の枷を外し、精神的存在として生きることが出来るのであれば、数万、数億という時間を生きてみたい.
星を飛び越え、銀河を渡り、漆黒の時空を旅して、宇宙の、世界の終わりと始まりを見てみたい.