親睦四瑞(トゥンパ・プンシ) |
そして、余ったご飯は犬や他の生き物にわける。大地で生きる命に分け隔てがない。
余ったご飯 |
ブータンでは信心深い人たちが多いけど、信仰の根底に六道輪廻と転生の考え方があることもあって、祈りは個人的なことや現世のことに捧げない。生きとし生けるもの、そして来世のために祈る。輪廻、転生していく中で、すべての生き物は繋がっている。
現世だけでない繋がりの中で、いまを、命を、幸せを捉え、祈るのだ。
親睦四瑞(トゥンパ・プンシ) |
余ったご飯 |
山に向き合うということは、自分に向き合うことだという.
夜明けとともに歩き始め、雲の狭間で立ち止まり、日暮れとともにシュラフに包まる.
鳥の声、ヤクが草を食む音、山を渡る風の音.
雲の中でも、朝の匂いや、夜の匂いがする.
そうして一日が過ぎ、また新たな一日が始まる.
昨日から続く、一日だ.
明日へと続く、一日だ.